心を楽にするために振り返る子育て

無気力で不安があります。

オープンWebカウンセリング 無気力で不安があります。

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    • #414
      AKKKO
      参加者

      はじめまして。

      相談をお願いします。

      50代女性、多分神経質なたちだと思います。からだは年齢相応に健康といえますが、

      こころは無気力な感じが長く続いています。通院はしていません。

      いやな気持になり、日常のこともうまくこなせないことが増えてきました。

      たとえばですが、片付けなどが嫌です。昔の失敗などを思い出して心底うんざりして、

      片付け作業を放棄して、散らかしたままにしてしまうなどです。

      また、数年前から恥ずかしながらお金の管理も苦手になっています。

      例えば貯めてきた何かのポイント(数万円分)を有効期限に使いきれずに失効させてしまうなんてこともあり、ほんとうに自己嫌悪でうんざりします。

      今は、そのことを思い出すだけで嫌な気分になるので、ポイント残高の確認まで嫌になってきてしまいます。

      以前はきちんとした性格だったのですが、中年になってなにもかも投げやりになってきました。

      ————

      ほんとうはもっと深刻な相談もあるのですが、

      わかりやすい例として、片付けができない、お金の管理ができない、などを相談いたします。

       

      なにかアドバイスをいただければ有難いです。

      どうぞよろしくお願いいたします。

    • #415
      J.Tanaka
      キーマスター

      AKKKOさんへ

      ご相談の内容読ませて頂きました。

      きちんとしたいと思っているのに、それができないと、つらい気持ちになってしまうと思います。

       

      話が少しそれますが、『三日坊主』という言葉があります。

      この言葉は、一般的には「始めたことが続かない精神的に問題がある状態」と認識されます。

      でも、視点を変えると、「やりたくないことを早い時期にやめることができる」と考えることもできます。

      このように捉えると、本当の問題は、「なぜ、やりたくないことを始めてしまうのか」、「なぜ、やりたくないことをやめることを、いけないことと考えてしまうのか」といったことになります。

       

      ものごとに対する考え方の問題は『個人の考え方の問題』と思われがちです。

      でも、実は、個人の考え方の問題ではなく、「現在の環境」や「自分の生きてきた人生」における事情が影響しています。

      何らかの事情によって、「何かしなければならない」、「趣味を持たなければならない」、「何かを身に付けなければならない」などと考えてしまうのです。

      ですから、考え方を変えようとしても、考え方はなかなか変わりませんが、事情が変わり、事情が変わったことに気づけば、考え方は自然に変わっていきます。

      前置きが長くなりましたが、今回のご相談のポイントとして、『きちんとする』ということがあると感じました。

      「きちんとしなければならない」と考えることが悪いと言っている訳ではありません。

      きちんとしなければならない事情があったのだろうと想像しています。

       

      「きちんと」にも程度があります。

      人それぞれには、その人にちょうど良い「きちんと」があるのだと思います。

      AKKKOさんにも、AKKKOさんにちょうど良い「きちんと」があると思います。

      もしかしたら、今、AKKKOさんにちょうど良い「きちんと」なのかもしれません。

      ところが、AKKKOさんの事情が求める「きちんと」を意識させられてしまって、そうではない自分が浮かび上がってしまい、そのギャップを感じてしんどくなっていると考えることもできます。

       

      そのような影響を与える事情は、ほとんどの場合、子供の頃からの家庭の中にあります。

      例えば、親がきちんとしなければならないと思っていることを、

      • 子供がきちんとしないと責められる
      • 子供がきちんとすると褒められる

      といった習慣です。

       

      もし、お心当たりがあるようでしたら、まず、子供の頃から今までのご自身のことを、ご自身が分かってあげようとすると良いと思います。

      例えば、次のような感じです。

      • あのときは、『きちんとしたくないこと』なのに、きちんとできて、えらかったね。頑張ってえらかったね。
      • あのときは、『きちんとしたくないこと』をきちんとしようと頑張ったのに、「きちんとできていない!」って怒られてつらかったね。頑張ってたよ、えらかったよ。
      • あのときは、『きちんとしたくないこと』をきちんとしたくないって、怒られてつらかったね。自分の本当の気持ちを言っただけなんだよね。あんなに怒られるほど悪いことをした訳じゃないんだよ。本当の気持ちを言えてえかったね。
      • あのときは、『きちんとしたいこと』をきちんとできて良かったね。
      • あのときは、『きちんとしたいこと』をきちんとできたのに、そのことに気づいてもらえなくて寂しかったね、喜んでもらえなくて寂しかったね。
      • あのときは、『きちんとしたいこと』がきちんとできなくてつらかったね、残念だったね。
      • あのときは、『きちんとしたいこと』がきちんとできなくてつらかったのに、つらい自分を抱きしめてもらえなくて悲しかったね。

      事情が求める「きちんとする」から開放されて、ご自身が大切にしたいことに意識を向けるきっかけになるかもしれません。

      ご参考にして頂ける部分があることを願っています。

      【ご参考】
      「図と地」と「プラス思考とマイナス思考」

       

    • #428
      J.Tanaka
      キーマスター

      ご相談者の方から、返信を頂きました。

      本相談はクローズしており、ご相談者の方は投稿できない状態の為、AKKKOさんに許可を頂き、管理人により代理投稿させて頂きます。

      ——— 以下 代理投稿 ———

      田中先生

      時間がたってしまったことまずはお詫びします。

      申し訳ありませんでした。

      あれから実は状況かわらず、苦しいままに過ごしていました。

      嫌なコトは回避、ただ生きているだけ、という感じでした。

      今日実は少し嫌なコトがあり、コラムを読んでこころ落ちつけようと試みました。

      ご指摘の通り、わたしはきちんとするように特に父親からしつけられました。

      父は恥の概念の強い人でした。

      事情は省略しますが、小学校低学年時、父がわたしに恥をかかされた、と激怒したことがありました。

      それはわたしのトラウマにおそらくなりました。

      そう、私は心が傷ついたときに抱きあげてもらえない子供でした。

      わたしは今日少し泣きました。涙を流して、そしてなぜかほっとした気持ち、カタルシスを味わっています。

      今日起きた嫌な出来事を通じての学び、なのだと思います。

      ここのところ、つらい気持ちで生きてきましたが、ちょっと別の心持になれそうな気がしています。

      長く返信をしていないのに、唐突にこのようなメールをお送りする無礼をお許しください。

      先生のコラムは、多くの心理関係の文章を読んできたわたしにとっては、

      最もわかりやすく実践的であると改めて感じました。

      長い文章で申し訳ありません。

      そしてありがとうございました。

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